アキレス腱断裂の手術・入院費用はいくら?私の実質負担は「約10万円」だった【体験談】

アキレス腱断裂
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アキレス腱を断裂して、痛みの次に頭をよぎるのはお金のことではないでしょうか。

「手術と入院で、いったいいくらかかるのか?」

先に結論を言います。私の場合、健康保険の制度をフルに使った結果、最終的な実質負担は約10万円でした。

結論:実質負担は約10万円。内訳はこれ

項目金額
受傷当日の救急外来12,940円
入院中の食事代(20日間・3月4月合計)31,620円
装具代(払い戻し後の実質負担)約32,000円
入院・手術の医療費(制度適用後の自己負担)収入・健保により人それぞれ
実質負担の合計(私の場合)約10万円

※2026年3〜4月時点、差額ベッド代なし(4人部屋)の場合です。

ただし注意。窓口では一時的に数十万円単位のまとまった額を支払います。 戻ってくるのは後からです。「一時的にいくら用意すべきか」と「最終的にいくら負担するのか」は別物——これがこの記事で一番伝えたいことです。

これに加えて、退院後の通院リハビリ費用が現在も続いています(リハビリ完了後に別記事でまとめます)。

では、ひとつずつ見ていきます。

① 受傷当日の救急外来:12,940円

バスケ中に受傷したその夜、救急外来で応急処置をしてもらった費用です。これは通常の3割負担なので、誰でもだいたい同じくらいかかると思います。

このとき松葉杖をレンタルして、保証金5,000円を預けました。これは後日、松葉杖を返却したときに全額返金されました。松葉杖は「買う」のではなくレンタルできる場合があります。

② 入院・手術の医療費:「高額療養費制度」で上限までになる

3月15日に入院、3月16日に手術、4月3日に退院。入院20日間です。

手術と入院の医療費は本来かなりの額になりますが、「高額療養費制度」のおかげで、1ヶ月の自己負担は収入に応じた上限額までになります。私の場合は病院側で自動的に計算されていて、窓口では上限額までの支払いで済みました。

具体的な金額をあえて書かない理由

実は、高額療養費の上限額は収入によって決まるため、支払額を書くと収入がおおよそ推測できてしまいます。なのでこの記事では金額を伏せますが、あなたの上限額は「ご自身の収入区分」で決まるので、私の金額を知るより正確です。

上限額の目安:月あたり数万円〜二十数万円(収入区分により大きく異なります)

正確な金額は「高額療養費制度 自己負担限度額」で検索するか、加入している健康保険組合のサイトで確認できます

入院が決まったら、まずこの制度を確認してください。 会社員なら健保組合に聞くのが一番早いです

食事代は制度の対象外:20日間で31,620円

見落としがちですが、入院中の食事代は高額療養費の対象外です。私の場合、3月分26,010円+4月分5,610円=合計31,620円。これは全国どこでもほぼ一律の定額なので、入院日数×3食でほぼ計算できます。

差額ベッド代は0円(ここ大事)

私は4人部屋だったので、差額ベッド代(個室代)はかかっていません。個室を選ぶと1日あたり数千円〜が全額自己負担で上乗せされるので、費用を抑えたい方は大部屋一択です。

ちなみに退院月の4月分(4/1〜3の3日間)は、窓口支払い37,610円でした。月をまたぐと上限額の計算も月ごとにリセットされる、というのも知っておくと良いポイントです。

③ 装具代:90,339円 → 療養費支給申請で57,987円戻ってきた

手術後に装着する専用装具(オーダーメイド)の費用です。術前検査の日に型取りをして、90,339円。正直「高い……」と声が出ました。

でも、ここで知っておいてほしいことがあります。オーダーメイドの治療用装具は、健康保険に「療養費支給申請」をすると一部が払い戻されます。 私も申請して、57,987円が戻ってきました。実質負担は約32,000円です。

窓口では一旦全額を払う必要がありますが、後から戻ってくる。知らないと申請しないまま終わってしまう制度なので、装具を作った方は必ず健保組合に確認してください(申請の時効は支払いから2年です)。

④ 会社員は「付加給付」を確認して。ここで大きく戻ってきた

ここが今回、私が一番伝えたいところです。

私の会社の健康保険組合には「付加給付」という制度がありました。高額療養費制度の上限よりもさらに低い自己負担上限が設定されていて、それを超えた分は申請しなくても後から自動的に戻ってくる、というものです。

具体的な金額は伏せますが、今回の入院・手術費のうち、かなりの部分がこの付加給付で後日戻ってきました。正直、支給の通知を見たときは驚きました。

付加給付は会社(健保組合)によって、ある・なし・上限額がバラバラです。大きな出費の前に、ご自身の健保組合のサイトか総務に「付加給付はありますか?」と聞いてみてください。この一言で、負担が数十万円変わる可能性があります。

こうした払い戻しをすべて合わせた結果が、冒頭の「実質負担 約10万円」です。内訳のほとんどは、食事代・装具の実質負担・救急外来など「制度の対象外の費用」でした。

このあと民間保険の給付も申請するので、実質負担はさらに下がる見込みです。

⑤ 民間の医療保険:給付申請は「リハビリ完了後」に

加入している医療保険の給付金は、リハビリまで含めてまとめて申請する予定です。給付されたら、この記事に追記します。

同じように保険加入中の方は、「いつ申請するか」「リハビリ通院も対象か」を保険会社に確認しておくといいと思います。

忘れがちなポイント:医療費控除

年間の医療費が10万円を超えたら、確定申告で医療費控除が受けられます。この規模のケガなら確実に対象です。領収書は全部保管しておきましょう(私も全部取ってあります)。

まとめ:アキレス腱断裂のお金、私の場合

  • 窓口では一時的に数十万円規模の支払いが必要(ここは覚悟と準備を)
  • でも「高額療養費」「付加給付」「装具の療養費申請」で戻ってきて、実質負担は約10万円
  • 実質負担の中身は、食事代・装具・救急外来など制度対象外の費用がほとんど
  • 差額ベッド代0円(4人部屋)、松葉杖はレンタル(保証金は返金)
  • さらに民間保険の給付と医療費控除はこれから
  • 教訓:窓口で払う額に絶望しなくていい。ただし、制度は「知っている人」しか使えない

やることリストにするとこの4つです。

  1. 入院が決まったら → **高額療養費(限度額適用)**を確認
  2. 会社員なら → 付加給付の有無を健保組合に確認
  3. 装具を作ったら → 療養費支給申請
  4. 領収書は全部保管 → 医療費控除(確定申告)

「いくらかかるか分からない」が一番不安だと思います。この記事が、同じケガをした方の目安になれば嬉しいです。

▶ 受傷から手術・リハビリまでの全記録はこちらの目次ページからどうぞ

※費用は病院・地域・治療内容・収入によって大きく変わります。制度の詳細や最新の上限額は、ご自身の健康保険組合・公的機関の情報でご確認ください。

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